• プログラム
    • 9:30 - 受け付け開始
  • 10:00-10:10 はじめに
    日本応用数理学会 若手の会 幹事長 片桐孝洋
  • 10:10-10:55 (45分) 特別招待講演1
    東京工業大学学術国際情報センター 丸山直也
    タイトル:「ステンシル計算を対象とした大規模GPUクラスタ向け自動並列化フレームワーク」
    概要:
     GPUによる種々のアプリケーションの高速化が示されているが、それらの
     実アプリケーションへの応用には依然として非常に煩雑かつ高度な
     プログラミングが要求される。特にGPUを搭載した計算ノードからなる
     GPUクラスタではそのメモリ階層の複雑さ、および異種プロセッサ構成
     によりプログラマに対する負担が大きい。我々は構造格子アプリケーション
     を対象とし、そのようなアーキテクチャの複雑さを隠蔽するフレームワーク
     を研究開発している。本講演では同フレームワークの設計と実装、
     および現状の性能について紹介する。
  • 11:00-11:30 招待講演1
    芝浦工業大学/JST 尾崎克久、東京女子大学/JST 荻田武史、早稲田大学/JST 大石進一
    タイトル:「高精度な行列積の計算法と精度保証への応用」
    概要:
     本講演ではBLASのgemmに代表される高速・高並列化効率な関数を利用しながら,
     通常の倍精度計算よりも精度の良い結果を得る行列積の計算法について述べる.
     提案手法はLevel 3 Fraction (行列積の計算量/アルゴリズム全体の計算量)が
     非常に高いので,高速な行列積関数からパフォーマンスの恩恵を非常に受けられ
     る.また,提案したアルゴリズムを区間演算(精度保証)に応用する方法につい
     ても述べる.
  • 11:30-12:00 招待講演2 富士通(株)次世代テクニカルコンピューティング開発本部 山崎崇史
    タイトル:「Greenの定理による拘束条件を用いた流体構造連成手法」
    概要:
     流体構造連成問題で有効な手段であるALEでは、大変形問題でメッシュ
     制御の破綻によりシミュレーションが止まる可能性がある。そこで、血流
     中を大きく変位する生体弁への適用を念頭に、メッシュの整合性に依存し
     ない連成手法の開発を行う。本手法は、連成境界上に定義するLagrange未
     定乗数によって、流体と構造の運動の関連付けを行い、圧力と流速を修飾
     し、圧力と速度勾配の要素内不連続性を表現するものである。
     講演では、拘束条件の詳細と実装を紹介する。
  • 12:00-13:00 昼休み
  • 13:00-13:45 (45分) 特別招待講演2
    三菱化学科学技術研究センター Gao QI
    タイトル:「フラグメント軌道法(FMO)を用いた生体分子系のNMR化学シフトについての理論研究」
    概要:
     生体分子のNMR化学シフトを有効に予測するためにFMO-basedの化学シフト計算法を
     三つ開発した。それらは“FMO-NMR”、“FMO(merged) NMR”と“FMO(merged) NMR with
     multipole”法である。“FMO-NMR”法は妥当な精度で従来の量子化学計算法の結果を
     再現できる。計算精度を向上するために、merged fragmentという概念を導入し
     “FMO(merged) NMR”法を開発した。
     “FMO(merged) NMR”法は極めて高い精度で従来の量子化学計算結果を再現できる。
     さらに“FMO(merged) NMR”法の計算コストを低減するために、“FMO(merged) NMR with
     multipole”法を開発した。“FMO(merged) NMR with multipole”法は多重極展開で
     merged fragment周囲の静電的環境を表現することによって、低計算コストかつ
     高精度で従来の量子化学計算結果を再現できる。
  • 13:45-14:00 休憩
  • 14:00-14:30 招待講演3
    横浜国立大学大学院工学研究院 倉光君郎
    タイトル:「大学における新しいプログラミング言語の創造」
    概要:
     Konohaは,2006年より横浜国立大学において開発を行なっている新しいプログラミ
     ング言語である.本講演では,Konoha開発の経験から,大学におけるオープンソース
     開発から研究資金調達まで,ソフトウェア開発を主軸においた研究の進め方,失敗談
     などを紹介する予定である.
  • 14:30-15:00 招待講演4
    理化学研究所情報基盤センター 中田真秀
    タイトル:「mpack 0.6.7:高精度線形代数演算パッケージとその応用」
    概要:
     線形代数演算は高精度に解くことは重要である。
     私はそこで高精度なBLASやLAPACKであるmpackの開発を行っている
     (http://mplapack.sourceforge.net/)。
     2010/8/20にリリースした0.6.7の紹介と、半正定値計画に応用した例を示す。
     変数行列の条件数が最適解に近づくに連れ発散してゆく様が観察できた。
  • 15:00-15:30 招待講演5
    東京大学大学院 情報理工学系研究科 小林佑輔
    タイトル:「点素パス問題に対するアルゴリズム」
    概要:
     グラフ上に複数の頂点対が与えられたときに,互いに頂点を共有しない
     パスで指定頂点対を結ぶ問題を点素パス問題という.点素パス問題は,
     交通網設計やVLSI設計などへの応用を動機として盛んに研究されており,
     現在ではグラフアルゴリズムにおける重要な問題と認識されている.
     本発表では,点素パスに関連する様々な問題の計算複雑度や効率的アル
     ゴリズムについて紹介する.
  • 15:30-15:45 休憩
  • 15:45-16:15 招待講演6
    (株)富士通研究所ITシステム研究所デザインイノベーション研究部 岩根秀直
    タイトル:「数値数式 QE によるものづくりへの多目的最適化の適用」
    概要:
     ものづくりにおける設計問題など理工学・産業上の高額な問題は、
     最適化問題として定式化される。それらを処理する技術は、現在の
     ところ数値計算技術がベースとなっている。しかし、実用上重要な
     多くの問題が数値的計算法では取り扱いが困難な非凸問題になって
     いることが明らかになっている。本講演では、数式処理による最適
     化の基本となる QE (Quantifier Elimination) を紹介し、ものづく
     りへの適用事例により本手法の有効性を示す。
  • 16:15-16:45 招待講演7
    早稲田大学理工学術院 劉雪峰
    タイトル:Verified evaluation of eigenvalues for elliptic operator over arbitrary polygonal domain(任意多角形領域上での楕円型作用素の精度保証付き評価)
    概要:
     Starting from an early work of G. Birkhoff (1966), we proposed a new
     framework to give guaranteed estimation for leading $n$-th eigenvalue on
     arbitrary polygonal domain, where the finite element method(FEM) is used to
     give approximate eigenvalues with computable error bounds.  In case the
     domain is non-convex one with reentry corner, the eigenfunction may not
     belong $H^2$ space, which brings much difficulty for eigenvalue estimation.
     To solve such problems, we successfully used hypercircle equation to build a
     posteriori estimation using only up to 1-order derivatives of functions.
     By showing several computation results, including the case of $L$-shaped
     domain, we will demonstrate the efficiency of proposed method.
  • 16:45-17:15 招待講演8
    日立製作所中央研究所 柳井孝介
    タイトル:MapReduceを用いた木構造データのための並列分析処理フレームワーク(Parallel Data Analysis Framework for Tree-structured Data using MapReduce)
    概要:
     木構造データを分析処理するためのフレームワークを提案する.
     提案するフレームワークでは,垂直分割データ格納方式により木構造データを管理す
     る.即ち,木構造データを属性ごとに分割し,別々のファイルにデータを保存する.
     これにより属性の数が多い木構造データを扱うことが可能となる.
     また大規模のデータに対し分析処理を実行可能とするため,MapReduce アーキテクチャ
     に基づく並列処理を行う.
     評価実験により,属性の追加や属性値の集計のような典型的な分析処理に対して,
     提案するフレームワークが有用であることを示す.
  • 17:15-17:30 おわりに
    日本応用数理学会 若手の会 副幹事長 荻田 武史
  • 18:00〜 懇親会@神保町周辺

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Last-modified: 2013-11-28 (木) 11:57:19 (2174d)